夫からの慰謝料請求をゼロにして離婚を獲得した事例

依頼者

30代女性、会社員

ご相談内容

夫と別居中に別の男性の子を妊娠出産したので、離婚して当該男性と結婚したい。そのための各手続をとりたいとのご相談でした。

当事務所の対応と結果

夫側と離婚について協議をしましたが、離婚を強く拒否するため離婚訴訟を提起しました。訴訟では子が夫の子でないことを主張立証し、夫側に離婚を求めた結果、依頼者が有する共有不動産の持分を譲渡する財産分与をする代わりに慰謝料はゼロにした訴訟による和解離婚が成立しました。また、同時に夫と子との間の親子関係不存在確認訴訟を確定させました。もっとも、前夫の離婚後300日以内に出生しているため、このまま出生届を出すと前夫の子として戸籍が入ってしまうことから、これを避けるため、子の父親に対し認知の訴え(調停)を提起し、DNA鑑定を経て強制認知審判を受けて子の認知を行いました(その後、子の父親とは婚姻が成立しました)。

この記事を書いた人 弁護士 大澤美穂子

2005 年 10 月弁護士登録(第二東京弁護士会所属)
クラース東京法律事務所代表弁護士
企業法務、一般民事、離婚などの家事事件、高齢者問題(成年後見、遺言、相続)など広く取り扱い、クライアントのニーズに合った最適な解決方法を目指している。

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